新年を迎え、組合員の皆様には謹んで新春のお慶びを申し上げます。また、日頃より本改良区の事業推進並びに運営に対しましてご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年は、1月1日に能登半島地震が発生いたしました。石川県では最大震度7を観測し、庄内地方でも震度4となり、日本海沿岸には津波警報が発表され緊張が走りました。
また7月25日には山形、秋田の両県に線状降水帯が発生し、新庄市及び酒田市で3名の方がお亡くなりになり、現在も多くの方が避難生活をしておられます。犠牲となられた方々
には謹んで哀悼の意を表しますと共に、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
当改良区においても京田川の越水による大黒揚水機の浸水や、頭首工の被災、水路への土砂流入、畦畔等の崩落被害が多く発生しました。災害がいつ起こるのかわかりませんが、
その時々で迅速に対応して参りますのでご協力の程よろしくお願い致します。
米の作柄につきましては作況指数が94の不良となり、自然災害の影響が出た年となりました。幸い米価は一昨年の猛暑による精米の歩留まりの低下、インバウンドによる消費の増加等に
起因する令和の米騒動により、相対価格が2万円を越える価格となっています。生産資材等が高止まりしている中、再生産ができる価格帯で米価が推移することを願うところです。
令和7年度の事業につきましては、農地整備事業の金森目地区は、地下かんがい工、排水工を施工予定。一本松地区は面工事3年目、笹川左岸上流地区は面工事2年目となり、それぞれ区画整理
工を行う予定です。
また、上野新田地区においては事業採択予定であり、令和8年度まで実施計画を継続して行う予定であります。農村地域防災減災事業の大沢地区では堤体工、工事用兼管理道
路工を行い、今春より貯水ができる状態となります。玉川ため池は令和9年度まで整備のための調査に入ります。
水利施設整備事業の笹川西部地区(第1~第4揚水機場)では実施設計を、笹川東部地区
(大黒、楪、十文字片向揚水機場)では事業計画書の作成を行う予定です。
鶴岡市では10年後の地域における農業、農用地のあり方について話し合いが進められてきました。今後20年で基幹的農業従事者が現在の4分の1の30万人に減少すると言われているなか、後継者を
どのように育て、維持していくのか、次世代の将来像を描けるような農業政策を期待するところです。
最後に、近年融雪等による施設の破損が多く見られます。春作業に影響を及ぼさないよう被害等がありましたら早急に改良区に連絡していただければと思います。
今後とも事業の推進、管理運営の適正化、効率化を図りながら農業農村整備が順調に進むよう役職員一丸となり努力して参りますので、ご協力賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。
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