理事長あいさつ

 新年を迎え、組合員の皆様には謹んで新春のお慶びを申し上げます。また、日頃より本土地改良区の事業推進並びに運営に対しまして、ご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 

 昨年を振り返ってみますと、地球温暖化等の影響により記録的な暖冬少雪となりました。春作業等に支障を来たすのではないかと心配されましたが、適度な降雨もあり、田植え作業は適期に行われたように思います。田植え以降6月下旬まで好天が続き、揚水機、地下水ポンプ等フル稼働しながら水の供給にあたりました。また、7月以降梅雨明けまでは曇天が続き、7月28日の豪雨災害では、前川頭首工が被災し、平成25年の災害で復旧した護床ブロック等が全て流される甚大な被害を受けました。今回、コンクリートによる段差形状で復旧することにより、災害に耐えうる施設になることを期待しております。また、その他の頭首工においても土砂等の堆積がありましたが、出穂期に間に合うよう対応して来たところです。

 

 稲の作柄につきましては平年作以上との発表がありましたが、一部山間地においては減収となったところもあったようです。コロナ禍により米の消費量が落ち込み、令和3年度は前年度に比べ30万t以上の主食用米の転換が必要とされております。このような中で水田を有効活用し、農協や関係団体等と共に協力しながら組合員の意向を忖度し、努力していきたいと思います。

 

 さて、令和3年度の事業につきましては、圃場整備事業を主体に進めていくこととしております。鎌田地区農地整備事業は令和2年度で完了となり、金森目地区農地整備事業は面工事3年目で、昨年は13.7haの作付けを行い、本年度は17.3haの面工事を行っております。一本松地区(仙道・川代山)農地整備事業におきましては、令和3年度に事業採択予定であり、令和4年度より面工事が始まる予定です。また、笹川左岸上流地区と中川代地区、上野新田地区も事業採択に向けて進めているところであります。

 

 黒岩堰地区農村地域防災減災事業は、令和4年度の完成に向け工事が行われており、来年度以降は上流部の用地買収と水路工事を予定しております。また、同事業により大沢ため池の改修が始まります。昨年は設計等を行い、本年の秋以降に工事が始まる予定です。令和4年と5年はため池が使用できない状態となりますので、地域間で水の調整等のご協力の程よろしくお願いしたいと思います。さらに用水対策として耕作条件改善事業を活用し、地下水ポンプの設置を予定しております。関係地域で有効利用を図って頂きたいと思います。地域用水環境整備事業(小水力再生可能エネルギー)につきましては、送水管工事が行われます。令和5年の完成を目指して工事を進めております。

 

 多面的事業支払交付金の農地維持支払においては、今後とも各集落の方々に協力を得ながら、長寿命化と併せて有効に利用し、継続して農地と地域の維持に活用して頂きたいと思います。

 

 最後に、大変厳しい農業情勢ではありますが、事業の推進、管理運営の適正化、効率化を図りながら農業農村整備事業が順調に進捗するよう努力して参りますので、合併2年目の本年も皆様方の尚一層のご指導とご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。